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ADHDの方が片づけが苦手な理由 その2


―「未来のごほうびより、今の楽しみ」にこころが動いてしまう脳のしくみがあるから―



片づけを「やろう」と思っても、つい他のことを優先してしまうことがありませんか?


たとえば、、、


「片づけするより、少し休みたい」


「少しだけスマホをみてから片づけようと思ったのに、気づいたら時間が過ぎていた」


「気づいたら別のことをしていた」など。




実は、意志の弱さではなく

脳の特性によるものです。



ADHDの研究では、「報酬系」と呼ばれる脳の仕組み(やる気や快感に関係するドーパミンの働き)が、一般よりも少し低めに働く傾向があるとされています。

そのため、“すぐにうれしいこと”には強く反応するけれど、“あとでうれしいこと”には反応しにくいという特徴があるのです。



アメリカの神経科学の研究によると、ADHDの人は「報酬を予測する時点」での脳の報酬中枢の反応が低く、

「がんばった先に良いことがある」と想像しても、脳があまりワクワクしない状態になりやすいといわれています。


そのため、

「片づけをすればスッキリ暮らせる」

という“未来の大きな報酬”よりも


「今すぐ休みたい」

「先にSNSを見たい」

「音楽を聴きたい」


といった“目先の小さな報酬”を選びやすいのです。





解決のヒント



この特性に合った工夫をすれば、行動を起こしやすくなります。


例えば


  • 「10分だけ」など短時間で終わる区切りをつくる


  • 終わったら小さなご褒美(お茶を飲む・お気に入りの音楽を流すなど)を設定する


  • ビフォーアフター写真を撮って、変化を“見える形”にして脳に報酬を与える



“やる気を出す”よりも、“やる気が出る仕組み”をつくるのがコツです。





あなたへのメッセージ


「私はなんで片づけができないんだろう」


「家事が苦手な自分はダメ人間なのかも」


あなたもそんなふうに感じてしまう事も多いと思います。でも、それは性格の問題でも努力不足でもありません。あなたの脳の働き方が少し違うだけなのです。


仕組みを理解し、あなたに合った方法を選べば、少しずつ片づけも前に進めていけます。

「できない私」ではなく、「私はどうしたらできるかな?」と考えるように変えていきましょう。



次回のテーマは「判断疲れ」について。

ADHDの方が片づけでよく感じる

「どこから手をつけたらいいか分からない」「考えるだけで疲れてしまう」

その背景と、判断力をラクにするコツをお伝えします。





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©2021 by 細川陽子。Wix.com で作成されました。

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