top of page

ADHDの方が片づけられない理由 その1


―注意が散りやすく、頭の中が“渋滞”してしまうから―



「片づけをしよう」と思って立ち上がったのに、途中で別の場所を片づけ始めてしまう。

気づいたらどこも中途半端になって、余計に疲れてしまった。


ADHDの方には、そんな経験がよくあります。





▷ 脳の中で何が起きているのか?



ADHDの人は「ワーキングメモリ(作業記憶)」が少なめとされ、

頭の中で「今、何をしているか」「次に何をするか」を同時に管理するのが難しい傾向があります。


片づけは、一見シンプルな作業のように見えて、実は


  • 物を分類して

  • 判断して

  • 移動して

  • 収納を考えて…



という複数の工程が連続する“マルチタスク”です。

そのため、ADHDの方にとっては情報が一気に押し寄せ、脳の中が渋滞を起こしやすいのです。




▷ どうすればうまくいく?



少し工夫するだけで、片づけのハードルはぐっと下がります。


  • 作業を分ける:「今日は“引き出し1段目”だけ」「机の上だけ」と明確に区切る。

  • やる順番を決めてあらかじめToDoリストを作り、順番通りに動く。

  • 目で見てわかる工夫:ラベルや付箋を使って、頭の中ではなく“外”に情報を出す。



脳の中で処理する量を減らすと、集中しやすく、疲れにくくなります。




▷ 自己肯定感へのメッセージ



「どうして私は集中できないんだろう」

「やり始めたのに最後まで続かない」


そう感じて落ち込む方も多いですが、それは努力不足ではありません。

脳の特徴を理解すれば、やり方を変えるだけでうまくいくことがたくさんあります。


あなたのペースで進めていけば大丈夫。

焦らず、“一か所ずつ整える”だけでも確実に前に進んでいます。





次回は、「やる気が起きにくい理由」についてお伝えします。

“目先の楽しみを選んでしまう”脳の仕組みを知ると、

「やる気が出ない自分」を責めなくてよくなります。



コメント


  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram

©2021 by 細川陽子。Wix.com で作成されました。

bottom of page